Category Archives: 地学・宇宙

ベネラ計画と金星

 

今日はソ連の宇宙探査機「ベネラ5号」が金星に到達した日。ベネラ計画と聞いて、「ああ、ソ連の…」と分かった人はかなりの通です(笑) ベネラ計画 1960年代初頭から80年代にかけて、ソビエト連邦(当時)が推進した金星探査計画。1号から16号が打ち上げられました。ソ連はベネラ計画の中で以下の「史上初」を達成しています。 ・他の惑星の地表到達(3号) ・他の惑星の大気を測定(4号) ・他の惑星に軟着陸(7号) ・他の惑星の地表からデータ送信(7号) 金星探査 アメリカとソ連はいわゆる宇宙開発競争の中で、月ほど華やかではなかったものの、地球に近い惑星である金星でも無人惑星探査で競いあいました。金星に無事到達し人類初の惑星フライバイ(天体への接近通過)を行った宇宙船は1962年のアメリカのマリナー2号。一方初めて金星に着地した宇宙船は1970年に打ち上げられたソ連のベネラ7号。初めて……→ Read more

超ひも理論と人類の誕生

 

高校時代の友人から 「JWAVEで、宇宙物理学者の佐藤勝彦先生が『空間を9次元で捉える(超ひも理論?)と、人間起源が説明できる』という話をされていたんだけど、どういうこと?」と質問を受けました。 超ひも理論…はっきり言って、難しいです(>_<)。また、まだ未完成の理論でもあります。しかし、この理論が大変注目されているのは「森羅万象をたった1つの理論で説明したい」という、おそらく全世界の物理学者共通の夢を実現する可能性があるからです。 頑張って、書いてみたいと思います。 4つの力 そもそも物理の基本は「物体は力を受けると動く」と考えることにあります。すなわち、森羅万象を説明する統一理論とは「力」を統一的に説明できる理論であり、それこそが究極の理論だということです。力は次の4種類にまとめることができます。 ・重力 ・電磁力 ・強い力 ・弱い力 後半の「強い力」……→ Read more

Fly Me To The Moon ~木星や火星にも春はある?

 

いよいよ来週に迫った金環日食!先日のスーパームーンといい、月に思いを馳せることが多い今日この頃(笑)。そこで今日は「月」繋がりで、ジャズのスタンダードナンバー”Fly Me To The Moon(私を月に連れて行って)“について。 この曲はもともと3拍子の曲として作曲され、タイトルも歌詞に出てくる”In Other Words”でした。曲名が改められた後、1960年代に4拍子のボサノヴァ調にアレンジされ、フランク・シナトラがカバーして大ヒット。折しもアメリカはアポロ計画の真っ只中だったため、時代を象徴するテーマソングとしてヒットしたと言われています。 この歌の歌詞の中に以下のようなフレーズがあります。 Fly me to the moonAnd let me play among the stars Let me see what ……→ Read more

系統的に学ぶ中学地学問題集

 

私が執筆した「系統的に学ぶ中学地学問題集」(文理出版)の完成本が自宅に届きました! この問題集は主に中高一貫校で採用されている左巻健男先生監修の「系統的に学ぶ中学地学」の完全準拠問題集です。自分が丹精込めて書いたものがこうして一冊の本になることの喜びはひとしおです! 今回私にこのような機会を下さった文理出版さん、紙面の構成等で的確なアドバイスをして下さった編集者の方、校正段階でミスのチェックをして下さった何人もの先生方に心より感謝申し上げます。 学校・塾専用の教材のため、残念ながら一般書店で購入することはできませんが教科書として「系統的に学ぶ中学地学」を採用されている学校の多くで使っていただくことになります。 私は現在「永野数学塾」の塾長ですが、大学は理学部地球惑星物理学科というところを卒業していますので専門は地球と太陽系の物理でした。地球や太陽のことをきちんと知ることは、つきつめ……→ Read more

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