schoo(スクー)さんの授業で伝えたかったこと-数学を学ぶ意味:『なお残るもの』とは?


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昨日、オンラインスクールのschoo(スクー)さんで「東大入試問題に学ぶ『数学的』問題解決能力」の授業をさせていただきました。

全3回の最終回だった昨日は、前2回の授業で学んだことを使って実際に東大の入試問題を解きました。取り上げた問題はこちら。

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ちなみに全3回の授業の構成は以下の通り。

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ただし、私が今回の授業を通してお伝えしたかったのは東大の入試問題の解き方ではありません。私がお伝えしたかったのは東大の入試問題を解くことから見えてくる数学を学ぶ意味です。

 

数学を学ぶ意味

私はアインシュタインのこの言葉が大好きです。

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数学についても、定理や公式や解法の類のすべてを忘れたあとに「なお残るもの」がなければ、数学からは何も学べなかったのと同じです。

数学は、正しい勉強法で向きあえば誰にでも分かるようになるだけでなく、「自分の頭で考えられるようになる技術(テクニック)」を、つまりは人生を生き抜くために必要なものごとの捉え方を教えてくれます。

例えば今回の東大の入試問題には「ゴールからスタートをたどる」「視覚化」「帰納的アプローチ」などの方法を使って問題を解きました。これらは私が拙書「大人のための数学勉強法」の中でまとめた「どんな問題にも通じる10のアプローチ」の一部です。

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以上の10のアプローチは一度身につければ、忘れたくても忘れようのないものです。そういう意味ではまさに「すべてのことを忘れてしまった後に、なお残るもの」になります。しかもこの10のアプローチは数学に限らず、仕事や生活においても様々な問題の解決に有効です。

詳しくは拙書をご覧下さいm(_ _)m(宣伝ですいません)

「数学なんて必要ない!社会に出たら、足し算、引き算、掛け算、割り算ができて、割合とか比とかがちょっと分かれば十分。中高で数学なんてやらされて損した~。」
と、数学に恨み(?)を持っている人は少なくないかもしれません。確かに因数分解も二次方程式も三平方の定理も日常生活で必要になることはほとんどないでしょう。しかし、因数分解ができるようになったり二次方程式が解けるようなったりすることは数学を学ぶ本当の理由ではないのです。

数学を学ぶ本当の理由は、上の10のアプローチのような未知の問題にも通用する問題解決の方法を学ぶことです。

…ということをお伝えするのが今回の授業の最大の狙いでした。
果たしてうまく伝わったでしょうか…?(∩_∩;)

 

スライドのご紹介

今回の授業で使ったスライドの一部をご紹介します。

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schoo(スクー)へのリンク

東大入試に学ぶ『数学的』問題解決能力」(全3回)の各授業へのリンクです。

1限目:録画配信
三平方の定理に学ぶ「証明」のイロハ

2限目:録画配信
視覚化と帰納的アプローチ

3限目:録画配信
東大の入試問題に挑戦!

初回のときはそこはかとなく緊張していた私ですが、昨日は3回目ということもあって、随分とリラックスして終始和やかな(?)雰囲気の中で授業をさせていただきました。これもひとえにschoo(スクー)のスタッフの皆様のおかげです。

schooさんは先日、1億5千万強の資金調達に成功されたそうです。会社の理念、スタッフの方々の優秀さを考えると、これから益々のびていく企業だろうと思います。そういう場で授業させていただけたことを光栄に思います。

教育系スタートアップ「schoo」が1億5200万円を調達!(田中 伶) – BLOGOS(ブロゴス)

貴重な機会を頂戴したことに感謝。そして、また登壇させていただけるように精進します!

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