ライバルに差をつける過去問の活用法


受験生の皆さんは過去問が好きです(^_-)-☆。皆さんこぞって過去問に取り組みます。特に今の時期はセンター試験の過去問を解くことを勉強の中心に据えている人もいるでしょう。

過去問は二度と出ない問題

でも、私は生徒さんにいつも「過去問はやり過ぎないように」と指導しています。なぜなら、過去問は「もう二度と出ない問題」だからです。もちろん重要な内容が何度も出題されることはあります。でも、まったく同じ問題が出ることは当然ながらあり得ません。問われている内容は同じでも目先を変えるために出題形式は違います。そういう意味では、本番で解かなくてはいけないのはいつも新しい問題です。

過去問をやる意味

過去問はセンター試験や志望校の出題形式に慣れるためにやるものです。それ以上でもそれ以下でもありません。受験生の皆さんが、過去問をたくさん解けば合格ラインに近づく…そんな風に思っているとしたらとそれは大きな間違いです。

近年出ていないところこそ要注意!

大学受験の試験範囲はとても広いです。1回の試験でその全部が出題されることはありません。図に喩えるとこんな感じです。

長方形が全範囲だとすると、ある年に出題されるのはその一部です。そして、今度の試験で最も出される可能性が高いのは、近年出されていない白い部分です。何度か出ている赤い部分は全体の中では決して高い比率にはなりません。

過去問で勉強するのは効率が悪い

「いやいや、10年分くらい過去問をやれば全範囲を網羅できるのではないか」
という意見もあるでしょう。確かにそうかもしれませんが、それは極めて効率の悪い勉強法です。なぜなら過去問を解くことを通しては、学習した内容を体系立てることが困難だからです。

勉強のコツは体系立てること

大学入試のように範囲が膨大な試験を突破するためには、学習した内容を頭の中で体系立てておくことが必要になります。それぞれの内容がバラバラの状態で雑多に詰め込まれていては、必要な時に必要なものを取り出すことはできません。家のタンスと一緒です(笑)。

ではどうしたら学習内容を体系立てることができるでしょうか?

もっとも良い方法は、誰かに教えられるかどうかを考えてみることです。実際に教える相手がいる場合は積極的に教えさせてもらいましょう(嫌われない程度に)。

ちなみに私は高校時代、自室に小さい黒板を買ってもらって、誰もいない空間に向かって「授業」をしていました。傍から見たらちょっと危ない感じの人だったかもしれませんが、これは最高に勉強になりました!

「分かる」とは教えられるようになること

何かをひとに教えようとすると内容を体系だてることが必ず必要になってきます。その話がそもそもどこから始まり、どのように発展していくのかを示すことができなければ、相手は納得してくれないからです。

問題集の解答を読んで、辻褄があっていることを確認したところで、その内容を理解したことにはなりません。あることが「分かる」とはそのことを教えられるようになることです。

数学だったら例えば「2次関数」「ベクトル」「微分」などの大きめの単元で区切ってその単元の内容を体系立てて説明することができるかどうかを確かめましょう。それができないうちはいくら問題演習をやっても効果は薄いです。

過去問を最大限に活用する方法

過去問を最大限に活用する方法は、できるだけ過去問をやらないことです。
なんだか禅問答のようですが、言い換えれば、過去問をやる前に準備すべきことはたくさんある、という意味です。前述の通り内容を教えられるようになるまで過去問に手をつけてはいけません。

そしていよいよ準備が整ったと思えたなら、満を持して過去問にとりくみましょう。この時は本番より5分少ない時間にタイマーをセットして、できるだけ本番と同じ緊張感の中で解いてください。

心理学の実験によると、人間は不慣れなことをするときはプレッシャーがあると失敗し、慣れていることをするときにはプレッシャーがあったほうがより良い成果をあげるそうです。

試験本番の時、受験生の皆さんはもちろん緊張するでしょう。だからこそ過去問を解くことを通して緊張感のある状態に慣れておく必要があるのです。

準備が足りない状態で過去問に取り組むと「どうせできないだろう」という心理が働いて、緊張感はなかなか保てません。一方、準備が整った後に「できるはずだ」という思いで取り組めば、そこには自ずと緊張感が生まれます。

最後に。
当然答え合わせすると思いますが、その結果に一喜一憂するのは無意味です。この時にやらなくてはいけないのは解けなかった問題に対して「なぜ解けなかったのか」を明らかにすることです。それができない限り、本番でも同じように失点してしまうと肝に銘じてください。

繰り返します。

その前にやることはたくさんあります♪

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