天の川(七夕に寄せて)


Milky Way Above Easter Island

今日は七夕
天の川を隔てて引き離されてしまった織姫彦星が、カササギの翼にのって川を渡り、年に一度の逢瀬を楽しむ日です♪と、いうことで今日は天の川について書きたいと思います。

残念ながら今夜は本州の大部分が雨のようなので、星空を見ることは難しそうですが、晴れている時に見える夏の星座は次の通りです(クリックで拡大します)。


織姫星はこと座のベガ(0等級)
彦星(彦星、牽牛星)はわし座のアルタイル(1等級)
で、はくちょう座のデネブ(1等級)と共に「夏の大三角形」を作ります。
夏の大三角形は天頂付近にあるので比較的見つけやすいと思います。

天の川が帯状に見える理由


どうして天の川は帯状に見えるのでしょうか?
私たちが「天の川」として見ているのは銀河系の中心方向の姿です。銀河系は2000億個くらいの恒星の大集団で太陽もそのうちの1つです。銀河系は直径約10万光年の薄い円盤のような形をしており、太陽系は銀河系の中心からやや外れて、円盤のほぼ中心面上に位置しています。そのため、銀河系の中心方向の「いて座」付近は多くの星が重なって明るく見えます。これが天の川の正体です。


[画像元:JSTバーチャル科学館

天の川をよく見ると、白く輝く星々の間を割くように黒い部分がありますが、ここには星がないのではありません。この黒い部分には、ガスや塵(ちり)から成る複数の「暗黒星雲」があって、その向こうにある星をかくしているのです。

下の画像は、いて座の方向を中心に天の川を撮影したものです。銀河系を円盤に沿った方向から見ていることが分かると思います。

なぜ天の川を”Milky Way”と言うのか?


全能の神ゼウスは浮気相手の子であるヘラクレスに不死の力を与えようとして、妻のヘラが眠っている間に、その乳を吸わせようとしました(とんでもない神様ですね…)。しかし、ヘラクレスが乳を吸う力が強く、痛みに目覚めたヘラは驚いて赤ん坊を突き放してしまいます。その勢いでヘラの乳が飛び散り、天に広がって「ミルクの道」になりました。
…という神話が「Milky Way」の由来です。
ちなみに「銀河(ギャラクシー galaxy)」という単語は、ギリシャ語で「ミルキー(ミルク状の)」を意味する「galaxias」を語源としています。

天の川の美しい写真


天の川の美しい写真を集めてみました。
タイトルをクリックするともっと大きな画像を見ることができます。
(画像はすべてAstronomy Picture of the Day Archive(NASA)より)


The Milky Way Over Tenerife


Milky Way Over Piton de l’Eau

The Milky Way Over Tenerife] 

Mangaia’s Milky Way

A Journey Through the Night Sky


The Milky Way Over the Peak of the Furnace] 


The Milky Way Over Ontario

《七夕伝説(おまけ)》
キッズgoo こども歳時記より引用

昔むかし、天の川の西岸に、織姫という娘が住んでいました。織姫は天を支配する天帝の娘で、機織りの名手。毎日のように美しい布を織り上げる織姫を、天帝はとてもかわいがっておりました。やがて織姫も年頃になり、そろそろ結婚相手を探さなければなりません。そこで天帝は、東岸に住む彦星を引き合わせました。彦星は働き者の牛使いで、とても評判のいい青年だったからです。そしてお互いを気に入り恋におちたふたりは、めでたく夫婦となりました。
ところが結婚してからというもの、夫婦仲が良すぎて一緒に遊んでばかりいます。織姫は機も織らず、彦星は牛の世話もせず、仕事をさぼってばかりなのです。これに怒った天帝は、天の川をへだててふたりを離れ離れにしてしまいました。
これで再び仕事に取り組むだろう……天帝はそう期待していましたが、ふたりとも悲しみに明け暮れるばかりで仕事にもなりません。そこで、一生懸命仕事にはげむことを条件に、七夕の夜に限って再会することを許したのです。
こうして七夕になるとカササギの翼にのって川を渡り、年に一度のデートをするようになりました。

皆さんの願い事が叶いますように(^_-)-☆



永野数学塾-東大卒講師の個別指導-神奈川県大和市中央林間

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