夏休みの勉強のコツ


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早いもので、もうすぐ今年も前半が終わります。大学受験生の皆さんにとってはセンター試験まであと半年ちょっと、個別試験、2次試験までも7ヶ月ほどとなりました。

そして目の前には「受験の天王山」である夏休みが迫ってきています。

夏休みの1日は”長い”

夏休み中は塾や予備校などの講習を取る人も少なくないと思いますが、それでも学校がある毎日とは生活のリズムが大きく変わります。当然、夏休みは家にいる時間が長くなります。そしてこの「家にいる時間」をいかに充実したものにできるかが、夏休みに飛躍できるかどうかの鍵です。

1日24時間。8時間睡眠を取ったとしても、起きている時間は16時間もあります。まず、念頭に置いておきたいのが、16時間という時間の「長さ」です。16時間の中で1時間や2時間集中できても仕方がありません(あっ、もちろんずーっとダラダラやるよりはマシですが)。

キッチンタイマー勉強法

そこでお薦めの方法がキッチンタイマー勉強法です。
これは私が勝手に命名した勉強法ですが、勉強机の片隅にキッチンタイマーを置いて、50分にセットします。そして、50分後にタイマーが鳴ったら、どんなに中途半端でもペンを置きます。ちょうどテストの時に試験官から「はい終わり~!」と言われたときのような感じです。そして、すかさずタイマーを10分にセットします。この10分の間は決してペンを持たず、トイレに行ったり、飲み物を飲んだり、体をほぐしたりして休憩してください。そしてタイマーが鳴ったらまた机に戻ります
その後は、この「50分(勉強)+10分(休憩)」セットを繰り返します。
(あ、もちろんタイマーは携帯等のタイマーでも良いです。ただ私自身が受験生の時は、携帯もなかったのでキッチンタイマーを使っていました)

疲れる前に休む

キッチンタイマー勉強法のポイントは「疲れる前に休む」ことです。

長距離走を思い浮かべてもらえれば分かると思いますが、最初に瞬発力を発揮して全速力でダッシュして勝つ人はいません。長距離走に勝つ人は必ずスタートの時から「長く走る」ための戦略を持っています。受験勉強も同じです。必要なのは瞬発力よりも持久力です。

一日中家で勉強する受験生の皆さんに多いパターンですが、

午前中は

「よおし、やるぞお」

という気合のもとに2時間ぐらいぶっ続けで集中して勉強してしまうわけです。そうすると、当然すごく疲れます。

「疲れた~~。休憩しよう。」

となります。疲れているので自然と休憩は長くなります。おそらく10分や20分では勉強に戻る気がしないでしょう。

「集中したからなあ」

と(誰に聞かれたわけでもないのに)自分自身に言い訳しつつ、ついつい1時間も2時間も休んでしまうケースもよくあります。すると…これはもう休憩の方がメインになっているわけです。勉強モードだった気持は完全に失われています。机に戻るにはモチベーションを一から作る必要があり、それが大変困難であることは皆さんもご承知の通りです。そして休憩が長くなると「休憩することに疲れた」という本末転倒なことにもなりかねません。

ですから「疲れる前に休む」ことが必要なのです。

長い時間を勉強できるための戦略として(それほど大げさなものではありませんが)キッチンタイマー勉強法はオススメです。

小さい目標と大きな目標

夏休みの目標を達成するのは簡単なことではありません。皆さんも一度や二度や三度は夏休みの目標が達成できなくて挫折した経験があるのではないでしょうか?(もちろん私にもあります)なぜでしょう?

夏休みは約1ヶ月半。決して短くはありません。その中で大きな目標だけを掲げてモチベーションを維持するのは相当の精神力が必要になります。ついつい「まだまだ時間はあるな」と思ってしまったり、目標が大きすぎて具体的に今日何をして良いかが分からなくなってしまったり…

そこで必要になるのが「小さな目標」です。大きな目標から逆算した小さな目標を設定することこそ大きな目標を達成するコツです。

例えば、夏休みで1冊の問題集を仕上げることを目標にしたなら、その本を45日で終わらせるためには、1週間で何ページ進めば良いかを計算してそれを「小さな目標」にしましょう。そうすれば、今日何をすべきかが分かるだけでなく、1週間毎に達成感が得られて、次に進む力が湧いてきます。

大きな目標は進むべき道を決めるため、

小さな目標は達成感を得ることで進む力を得るため

に、それぞれ必要です。

ゴールデンタイム

(これは個人差のあることかもしれませんので参考程度に読んで下さい)

私の持論ですが、食後は勉強がはかどらないものです。血液が胃に集中するせいか、食べたすぐ後は頭が働かない気がします。反対に、食事の直前の空腹時は集中力が増し、頭も働くような気がします。そこで私はこの空腹な時間を「ゴールデンタイム」と呼んでいます。頭を使う科目(数学などの理数系科目)は食事の前のゴールデンタイムに、暗記科目などは食後に持ってくると効率が良いでしょう。また長い休憩が欲しい時も食後に取るようにすると良いと思います。

科目の比率

私は数学塾を経営していますが、それでも受験勉強の中心は英語におくべきだと思います。昔からよく言われますように、やはり「英語を制する者は受験を制する」のです。なぜでしょうか?

それは、特に難関大学において、理数系科目(特に数学)では語り草になるような「超難問」が出題
されてしまう可能性がある
からです。そんな問題は数学の偏差値が70ある人でも、きっとできないでしょう。つまり相当数学が得意な人でも「武器」になるはずだった数学が武器にならずに他の受験生と差をつけることができなくなってしまうのです。しかし、英語ではそういう問題が出題されることは極めて稀です。英語は実力通りに点数がばらけるので、英語を得意科目にしておけば、しっかりとライバルに差をつけることができます。私立型の人はもちろん、科目数の多い国立型の人でも1日の勉強時間の半分は英語に費やしましょう

また理系の場合、夏休みの大きな目標の一つは、数学と英語を仕上げることです。9月以降は理科に勉強の比重を移せるようにするためにも、英語と数学に時間を割いて、この2科目を夏休み中に仕上げる目標を立てたいところです。

まとめ

ポイントは

・「50分+10分」セットを繰り返す。

・大きな目標だけでなく、小さな目標も設定する

・英語と数学の比重を大きくする。

受験生の皆さんが、充実した夏休みを過ごせるよう心から願っています!



永野数学塾-東大卒講師の個別指導-神奈川県大和市中央林間

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