北杜夫


$永野数学塾塾長日記
今日は北杜夫氏の85回目の誕生日。
北杜夫氏は小説家、精神科医、医学博士。代表作は「どくとるマンボウ航海記」。卓抜したユーモアとユニークな文明批評を織りこんでつづった型やぶりな作品で、旅行記ものの先駆的作品。西欧コンプレックスのない自由で気ばらない旅行記としてたちまちベストセラーになりました。
以降、小説、エッセイとも、特に若い読者から熱狂的に支持される人気作家に。「夜と霧の隅で」で1960年に第43回芥川龍之介賞受賞。
また壮年期より躁うつ病(双極Ⅰ型障害)を発症しましたが、みずからの病状をエッセーなどでユーモラスに記し、世間の躁うつ病に対するマイナスイメージを和らげるのに一役を買いました。熱狂的な阪神ファンとしても有名。
父は斎藤茂吉。

北杜夫の名言

・若者よ、恋をしろ。失恋すれば詩ができる。
 しなければ…それは、儲け物だ。
・一日のためなら、一生など棒に振ってもいい。
・ユーモアというのは、もとの意味は「体液」っていう意味で、
 その体液がないとユーモアに関する本をいくら読んでも、
 ジョーク集を読んでも、ほんとは身につかないんですね。
 だから自ずからなるユーモアが一番ほんとは大事なんです。
・宇宙飛行士が宇宙に行って地球のことを改めて考えるように、
 外国なんかを少し旅すると
 それと日本を比較して日本はどういうものかってことを知る、
 いくらかの手がかりにはなると思うんですね。
・いま、この齢となって私が若い人に言えることは、
 自殺するならとにかく三十歳まで生きてみる、ということだ。
 そこまで生きてからの思想上の死ならまだしも許せる。
 青年の観念的な死への傾斜は人生の始まりであるが、
 一面から見ればその大部分がマヤカシであり、
 さもなければ病気である。病気は治さねばならない。
 死というものを常々考えもしない人はまずヌキにして、
 「死への親近感」から始まった人々が、
 ついに「生への意志」に到達するのが
 あくまでも人間的な生き方というものである。

北杜夫氏の生涯は実に波乱万丈で型破りですが、精神科医でもあり、理系の小説家としてマルチな才能を発揮した方でした。昔読んだ「どくとるマンボウ」シリーズ、また、読み返してみようかなあ。




永野数学塾-東大卒講師の個別指導-神奈川県大和市中央林間

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